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解析入門(中) (松坂和夫 数学入門シリーズ 5) (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第11章(集合論初歩)、11.1(集合・論理・関係)、問題8の解答を求めてみる。
任意の X の元 a に対して、 PO 1 の反射律より
なので
任意の X の元 a、 b に対して
ならば、
よって、
また、 a、 b、 c と X の任意の元とするとき、
ならば PO 3の推移律より
よって3つの法則 反射律、対称律、推移仲が成り立つので、 関係 R は同値関係である。
(証明終)
ここから
推移律より、
a、 b、 c、 d を X の任意の元とし、
とする。
このとき、
で、
ならば
で、 (b) より
すなわち
よって、 この関係は代表の取り方 に無関係に定義される。
を R 同値類の任意の元とする。
が成り立つので
すなわち反射律が成り立つ。
また、
ならば
よって反対称律が成り立つ。
また
なので、推移律が成り立つ。
よって、関係
は商集合
上の順序関係となる。
(証明終)
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