2020年4月21日火曜日

学習環境

ラング線形代数学(上) (ちくま学現文庫)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、筑摩書房)の4章(線形写像)、4(核と像の次元)、練習問題4の解答を求めてみる。


  1. 問題の仮定より、 F は可逆な線形写像なので、

    FG=idGF=id

    を満たす線形写像

    G:WV

    が存在する。

    w を W の任意の元とする。

    FGw=wFGw=w

    よって、 F は全射である。

    u 、 v を V の任意の元とする。

    Fu=Fv

    ならば、

    GFu=GFvGFu=GFvu=v

    よって、 F は単射である。

    ゆえに F は全単射なので、 F は同形写像である。

    (証明終)

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