2020年5月22日金曜日

学習環境

解析入門(中) (松坂和夫 数学入門シリーズ 5) (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第11章(集合論初歩)、11.2(濃度)、問題14の解答を求めてみる。


  1. G を X × Y のべき集合の任意の元とする。

    X から Y のべき集合への写像を

    φG:XPYφGxyY|x,yG

    とする。

    これは F の元である。

    X × Y のべき集合から Fへの写像 f を

    f:PX×YFfGφG

    とする。

    G、 H と X × Y のべき集合の徳の元とする。

    fG=fH

    ならば、

    φG=φH

    任意の X の元 x に対して、

    φGx=φHxyY|x,yG=yY|x,yHG=H

    よって、 f は単射である。

    g を F の任意の元とする。

    g:XPY

    このとき

    gx=yY|x,yX×UxXgxUxXgxYX×UxGgx=GPX×Ygx=yY|x,yG=φGxg=φGfG=φG=g

    となるので、 f は全射である。

    よって、 f は全単射である。

    ゆえに、 F は X × Y のべき集合と対等である。

    (証明終)

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