2020年7月25日土曜日

学習環境

続 解析入門 (原書第2版) (S.ラング(著)、松坂 和夫(翻訳)、片山 孝次(翻訳)、岩波書店)の第2章(ベクトルの微分)、1(微分係数)の練習問題11の解答を求めてみる。



    1. X(t)-Q=(X(t)-Q)·(X(t)-Q)

    2. (X(t0)-Q)·X'(t0)=0

      なので、

      X(t0)-Q

      は速度ベクトル

      X'(t0)

      と垂直、すなわち 法ベクトルである。


    3. 直線のパラメーター方程式を

      X(t)=A+Bt

      とおく。

      ddtX(t)=B
      (A+t0B-Q)·B=0
      (A-Q)·B+t0B·B=0
      t0=-(A-Q)·BB·B

      よって、 Q と

      X(t0)

      との距離が最小となるような

      t0

      がただ1つ存在する。

      (証明終)

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