2019年8月22日木曜日

読書環境

今日読んだ本、ニュートン式超図解 最強に面白い!! 対数 (今野 紀雄(監修)、ニュートンプレス)の感想。

対数関数について、いくつかの定義の方法があるから、どの方法なのかと思いながら読んでみたら、指数関数から定義する方法だった。対数ってタイトルにあるし、対数からの話が読みたいっていう人は注意する必要がありそう。中学、高校がそういう順番だからかも。その辺の詳細は知らないけど。

内容も対数の話が多いものの、指数と対数の両方の話が多かった。両者に深い関連があるからそれもいいかと思うけど、どちらかとういうと指数関数ではなく対数関数の話についてじっくり知りたいという人は余分な部分が多いかも。

話の進行としては。指数関数の話があってからだから、対数関数があるといかに便利かという感じの流れ。もしかしたらそのことで逆に指数関数のことを理解するきっかけにはなるかも。

既に対数関数を知った上で本著を読んだから、分かりやすさについては自信を持って判断できないものの、本著で対数関数に入門するのはちょっと難しそうだとは感じた。既に知っている人が気分転換に読むのに最適な一冊という印象。実際に対数関数が役立つという話もあったけど、面白いと思った部分は、雑学的な話の部分が多かったから。

あくまで気軽に読むのに最適な一冊っぽかったから、本格的に対数関数について知りたいなら、本著を読んでから他の本の方がいいかも。特に自然対数の底(ネイピア数、オイラー数)についてなら、オイラーの贈物とかがお勧め。

ということで、本著により指数関数と対数関数の関係等の基本的なことは復習できたし、雑学や対数関数に出てくる自然対数の底(ネイピア数、オイラー数)に関する登場人物等の雑学的なことを知ることができてよかった今日この頃。

0 コメント:

コメントを投稿