2020年2月25日火曜日

学習環境

微分積分学 (ちくま学芸文庫) (吉田 洋一(著)、筑摩書房)のⅣ.(積分法)、8.(定積分に関する諸定理)、問1.の解答を求めてみる。


  1. f x = g x

    ではない、 すなわち

    f x > g x

    とする。

    このとき、

    a < c < b f c > g c f c - g c > 0

    となる c が存在する。

    f、 g は連続関数なので、 ある 正の実数

    δ > 0

    が存在して、

    c - δ x c + δ f x > g x f x - g x > 0

    が成り立つ。

    よって、

    a b f x dx - a b g x dx = a b f x - g x dx = a c - δ f x - g x dx + c - δ c + δ f x - g x dx + c + δ b f x - g x dx > a c - δ f x - g x dx + c + δ b f x - g x dx 0

    よって、

    f x > g x a b f x dx > a b g x dx

    (証明終)

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