2020年5月2日土曜日

学習環境

ラング線形代数学(上) (ちくま学現文庫)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、筑摩書房)の4章(線形写像)、5(線形写像の合成)、練習問題3の解答を求めてみる。


  1. a を

    P1

    の像の任意の元とする。

    このとき、 ある V の元 b が存在して

    P1b=a

    また 問2の(b) より

    P2P1b=OP2P1b=OP2a=O

    よって a は

    P2

    の核の元である。

    ゆえに

    P1VkerP2

    a を

    P2

    の核の任意の元とすると、

    P2a=O

    問2の(a) より

    P1+P2a=IaP1a+P2a=aP1a+O=aP1a=a

    よって、 a は

    P1

    の像の元なので、

    kerP2P1V

    ゆえに、

    P1V=kerP2

    である。

    (証明終)

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